2018.06.01
良いモノは身になるという実感をくれる。
ファストファッションが日本に流れてきて、一気に量産型ファッッションが流行しだした時代に突入した中で
改めてモノの持つ根本的な価値に気づかせてくれたと思う。
某ファストファッションメーカーのモノを、一時的に「いいかも!」と思って買っても
結局、着てなかったり、着たとしても気分がアガらなかったり、すぐ飽きてしまったり…
トレンドを着ているはずなのに、一時的な気持ちで終わってしまう。
これは本当に不思議だなと思う。
私も NYにいた時も、安くて今のトレンドがすぐに手に入るから、と買ったことがあります。
クラブ遊びをしていた20代はよく、その日限りで服を買ったこともあります。
きちんと経験した上で、今回のブログを書かせてもらおうと思います。
モノが溢れている中で
誰でも安くて“イマドキ”を手に入れられる世の中になりました。
高価なモノと安いモノの差が、ものすごく分かれるようになりました。
モノを並列に見た時に
ブランドモノだろうが、そうじゃなかろうが、ヴィンテージだろうが、自分が良いと思うモノを見極める。
だからこそ、買い物は店に出向いて自分の目で見て決めるモノだと思います。
昔、エルメスのキャンバスのワンショルダーバッグがどうしても欲しくて、並んで買ったことがあります。
エルメスは、自分自身の中でも憧れの買い物だったので、とても緊張していたのですが、お店の中にいる間、店員の方はとても丁寧な接客をしてくれました。
最後にはシャンパンまで出してくださったんですが、当時の私は、未成年ということもあり一口だけいただいて…
そのおもてなしがとても素敵で、お店を出た後も気持ちよくとても嬉しかったのを思い出します。
エルメスというモノだけだったら、高級ブランドになるので、免税店などで買えますよね。
でも実際にお店で買うことによって、作り手の想いやメゾンの世界観、優しさが感じられるのだと思います。
単にモノだけを買うだけだと、経験として豊かには、絶対ならないと思います。
ならなくていい、と言われたらそこまでですが、
そこに年相応の品とかオーラとかが “自分のモノ” として出てくるのだと思います。
そのものを買うまでに至る経緯、
その後の思い出などの価値を知り、
長い間大切に使うことができる
のではないのかな、って思っています。
若い頃のこの経験が忘れられませんし、その頃のお客様側で行った自分の経験が、今の仕事に役に立っています。
店員さんと話をして、納得して買ったモノは、きっと皆様のクローゼットに大切にされているのではないかと思います。
そこに値段は、あまり関係はありませんが
大切にとっておいたモノの積み重ねで、今のスタイル(生き方)ができるのではないかなと。
何気なく
「安くていいや」
「ネットでいいわ」っていうのを続けていると
知らぬ間に、何をしても意欲がわかなくなってしまっていたり
年相応の品格が なくなってしまったりするということです。
“ライフスタイルに合わせたファッションも大切ですが
ファッションに合わせた生き方も、きっと大切です。”
皆さん、今日着ている服は、何を着ていますか?
私は、今日もREMIX.storeの服を着ています。